『はいてほしいくつしたのおはなし』大切なものを大切にすることの素敵さと感謝と。

こんにちは。tarumiです。

 

衣替えの季節がやってきました。

同時に、“断捨離”心がむくむく湧いてきます。

 

気合いを入れて始めたものの、

いつの間にかたくさんの物が溢れていて

全く片付きません(汗)

 

その中には、もう何年も着ていない服も。

 

 

今回はタンスの中で出番を待つ

靴下の気持ちを描いた、

 

『はいてほしいくつしたのおはなし』

 

をご紹介します。

 

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自己紹介 tarumi

 

 

『はいてほしいくつしたのおはなし』

 

 

作品情報(対象年齢、作者、イラスト、出版など)

 

作:いしはらなまこ

発行所:BL出版株式会社

発行日:2015年9月

読み聞かせ:3才~

 

 

あらすじ

 

白地に赤いラインが2本。

ぼくらはまあちゃんのくつした。

まあちゃんがはいてくれると、

とってもうれしい!

 

それなのに・・・

 

まあちゃんはこのごろ

新しいくつしたばっかりはくんだ。

 

ぼく達、もうはいてもらえないのかな?

 

そんなのいやだ!

まあちゃんがはいてくれないなら

他の誰かにはいてもらおう!

 

・・・いろいろな物で試してみたけど。

 

やっぱりぼくたち、

まあちゃんがいいなあ。

 

 

 

みどころと魅力

 

 

作者のいしはらなまこさんは

看護師として小児科や内科に勤務。

 

仕事を続けつつ、

「パレットクラブスクール絵本」

を経て、絵本ワークショップ

「chabooks(チャブックス)」

に参加。

 

この『はいてほしいくつしたのはなし』は

初めての絵本出版になります。

(本データは書籍刊行当時の掲載を

もとにしています)

 

 

オレンジ色の目立つ本の装丁で、

普段自分も身に着けているくつしたに

片方ずつキャラが違う顔がある所が

かわいくてとても目を引きますし、

身近な物だけに子どもも食いつきます(笑)

 

くつしたはまあちゃんのことが大好き!

 

大好きな人の役に立ちたい。

だからぼくたちをもっとはいてほしい。

 

くつしたの願いは健気です。

 

でも今日は星の模様のくつした、

次の日は水玉のくつした。

 

まあちゃんが履いてくれないなら、

他の誰かに履いてもらおう!という

発想が楽しい。

 

ハンガー、バナナ、お玉、コップ、

サボテン、傘、ブドウにすいか。

 

それぞれの形に合わせて伸びたり

太ったりする靴下を応援したくなります。

 

やっぱり僕たち、

まあちゃんがいいな。

 

ぼくたちの出番はまだかなあ。

 

靴下のまっすぐな思いに切なくなります。

 

でもとうとう待ちに待った出番が!

 

悲しそうだった靴下が

また大好きなまあちゃんに

履いてもらえた時の

嬉しそうで、誇らしげな様子が

とても微笑ましいです。

 

もしかしたら物にはみんな気持ちがあって、

持ち主の私たちをこんな風に思っているとしたら・・・

なんて。

 

お子さんと一緒に、

【物を大事にする】ことの大切さを話す

きっかけになるのではないかなと思います。

 

それにしても、

うかつに断捨離することも

できなくなっちゃいそうです(汗)

 

 

 

感想:子育てを振り返って思うこと

 

 

息子が上京する際、1軍に入れず

置いて行かれた物の中に、

幼少期からいつも傍にあった

クッション(風の枕)がありました。

 

タオル地でブタの顔があしらわれた

丸く肌触りのいいそれは、

息子が小さい時からお気に入りの枕替わり。

〈ぶぶた〉と名前までつけられていました(笑)

 

「とうとうぶぶたも置いて行かれたかぁ」

 

こんな所でも息子の成長を感じ、

しんみりしている私を見て、

娘が「親バカだね」と笑っています。

 

この靴下の絵本を読んだとき、

ぶぶたの事を思い出しました。

 

ぶぶたも置いて行かれて寂しかっただろうな

と思うと、何だか鼻の奥がツーンとなります。

 

今回の衣替えのタイミングでぶぶたも

さよならしようと、今までの

感謝を込めてきれいに洗ってあげました。

 

上京して半年。

地元の友達の結婚式に出席するために

久しぶりに帰って来た息子。

 

戻る日に何かゴソゴソしているので、

「何?探し物?」と尋ねると、

「どこ置いたかなあ。捨ててないよね?」

との返答。

 

もしやと思い、

「これ?」と出してくると、

「そうそう!」と嬉しそうな顔。

 

探していたのは、まさかのぶぶた。

 

「置いて行ったから、捨てるのかと」

と言う私に、

「家の匂いのする物が一つは欲しいからね」

と言い残し、また旅立っていきました。

 

「母親を喜ばす言葉をスラっと

言えるようになるとは。成長したね(笑)」

娘はからかうように言いましたが、

たしかに(笑)

 

変わったところと変わっていないところ。

母親としては少しホッとしました。

 

息子に大事そうに抱えられて旅立つぶぶたは、

何だかとっても嬉しそうに見えました。

 

 

おわりに

 

 

物が溢れるこの豊かな世界で、

私たちは当たり前のように

使う、捨てるを繰り返しています。

 

利便性を追求する余り、物に対する思いは

希薄になっているのかも。

 

 

この絵本を読んで、

こんな時代だからこそ自分を形作ってくれる

全ての物への感謝を忘れないようにしようと

改めて思いました。

 

おもちゃとかお気に入りの服とか、

子どもだって大切なものはたくさんあります。

 

 

大事に使っていたら、

いっぱい褒めてあげてくださいね。

 

「おもちゃやお洋服も喜んでいるよ」って。




2 件のコメント

  • 作者です。素敵なブログに素敵なコメント、うれしく読ませていただきました。ありがとうございます!

  • いしはら先生

    はじめまして、tarumiです。

    まさかいしはら先生ご本人からコメントいただけるなんて思ってもいなかったもので、嬉しさを通り越してプチパニックです。笑

    かわいらしい絵本の中に、大人にも刺さり考えさせられるメッセージがこどもにもわかりやすい身近な靴下を通して描かれていて、とても楽しく読ませていただきました。

    たくさんのお母さんやこどもさんに読んでほしいなと思い、ブログに取り上げさせていただいた次第です。

    思いがけずいしはら先生ご本人からコメントいただき、本当に嬉しいです!

    最近仕事の忙しさにかまけて、ブログの更新もおろそかになってしまっていましたが、これを励みにまたお母さんとお子さんがいっしょに楽しめる素敵な絵本をご紹介していけたらと気持ちを新たにしました。

    ファンの一人として、いしはら先生のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

    本当にありがとうございました(^^)

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