読み聞かせ動画と絵本紹介『ずーっとずっとだいすきだよ』~思いをことばにする大切さを教えてくれる~

こんにちは。tarumiです。

 

 

歳を重ねるごとに、涙腺が緩くなって

困っている今日この頃。

 

子どもの小さい頃や、

昔飼っていた犬の事を思い出すような

子どもや動物ものの番組を観ようものなら

ティッシュが箱ごと手放せません。

 

そんなゆるゆるな涙腺を刺激されたのが、

 

今回ご紹介する

 

『ずーっとずっとだいすきだよ』

 

 

です。

大切な家族の一員であった犬との

別れを通して、伝えることの大切さを

教えてくれるこの絵本。

 

小さな子どもには避けがちな

【死】というテーマを、

優しく前向きな視点で描き、命について

考えさせてくれる秀逸な作品です。

※さいごに読み聞かせ動画もありますので
ぜひご覧ください♪

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自己紹介 tarumi

 

 

 

『ずーっとずっと だいすきだよ』

 

 

作品情報(対象年齢、作者、イラスト、発行など)

 

作・絵:ハンス・ウィルヘルム

訳 :久山 太市

出版社:評論社

発 行:1988年11月

対象年齢:(読み聞かせなら)5歳~
(自分で読むなら)6歳~

 

 

あらすじ

 

犬のエルフィーと男の子は大の仲良し。

一緒に大きくなりました。

 

 

月日が経ち、男の子が大きくなる一方で、

エルフィーは太って

動きも鈍くなっていきます。

 

ある朝、目が覚めると、

エルフィーは冷たくなっていました。

 

家族中が悲しみに暮れる中、

 

男の子にはひとつ、慰めがありました。

 

それは・・・

 

 

みどころと魅力

 

 

 

原題は【I’ll Always Love You】。

 

小学校の教科書にも採用された名作です。

 

表紙の絵とタイトルから想像できる通り、

愛するものとの死別がテーマの作品です。

 

でもそれよりも【愛するということ】に

しっかり向き合っている絵本だと思います。

 

小さな頃から老いていくまで、

愛らしい犬エルフィーの姿が

優しい色合いで描かれています。

 

いたずらをしている表情も、

何気ない日常の仕草も

それを包み込む家族の笑顔もすべて、

幸せそのものです。

 

 

家族の日常が幸せであればあるほど、

別れは辛く悲しさを伴うもの。

 

そんな中、家族の一員であるエルフィーが

だんだん老いて衰えていく現実を

男の子は真摯に受け止め、

自分にできる最善を尽くし、

その死をも受け入れる静かな覚悟に

涙が止まりませんでした。

 

エルフィーはきっと幸せだったはず。

自分のことを“世界で一番素晴らしい犬”と

言ってくれる、素敵な飼い主であり

友達の男の子と一緒に過ごせたのですから。

 

 

エルフィーが亡くなった後、

男の子の未来に向かう前向きさに、

彼の成長を感じました。

 

それは、後悔がないくらい、

全力で思いを伝えきったから。

 

 

子どもたちはこの絵本を通して、

【大切な人ともいつか別れる時が来る】

ことを学ぶことと思います。

 

一緒にいる間に何ができるか。

どんな言葉をかけてあげられるのか。

 

言葉について、命について、

お子さんと一緒に考える絵本としても、

この作品は秀逸です。

 

人も動物も、命ある全てのものに

分け隔てなく愛情を注ぐ大切さや尊さを

お子さんと一緒に考えるきっかけを

与えてくれると思います。

 

 

 

感想:心の奥深くに響いたこと

 

 

そこにいるのが当たり前。

一緒にいるのが当たり前。

 

それが限りある貴重な時間だという事も、

家族だと尚更、失念しがちなものです。

 

人は往々にして、失くしてから

ああしておけば、こうしておけばと

後悔してしまう生き物。

 

だからこそ、

気持ちはきちんと伝えようと

改めて思わせてもらえた気がします。

 

「すきなら、すきと

いってやればよかったのに

だれも、いってやらなかった。

いわなくても、わかると

おもっていたんだね。」

 

この言葉に、物語の本質が集約されています。

 

あえて言葉にしなくても伝わるだろうという甘えを

見透かされたようで、ドキッとさせられます。

 

 

〈言葉にしなくても〉

伝わることはあるかもしれない。

 

でも、

〈言葉にすれば〉

もっと伝わることもたくさんあるはず。

 

伝えられる距離に大切な人がいるのは

決して当たり前なことではないから。

 

「ありがとう」も

「ごめん」も

「大好き」も。

 

ありったけの思いを言葉にすることで、

自分も相手も笑顔になれる。

 

他の誰かにも、優しくしたくなる。

 

思いを伝えることの大切さを

静かな中にも温かく

教えてくれる素晴らしい絵本だと思います。

 

 

 

おわりに

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

言わなくてもわかってくれる

と、つい相手に甘えてしまうけれど、

それでも言葉にして欲しいこともある。

 

日本人は特に“行間を読む”ことを

重視する文化。

 

言葉にするのは苦手、という人も

多いと思います。

 

最初は難しいかもしれないけれど、

できるだけ優しい言葉を選び、

笑顔で過ごす。

 

それだけでも見える景色は

違ってくるかもしれません。

 

 

伝わるものはきっとあります。

 

男の子とエルフィーのように。

 

”思いを伝えることの大切さ”を

改めて考えるきっかけをくれた

絵本のご紹介でした。

 

訪れてくださった方の心にも

強く優しく響くものがあれば幸いです。

読み聞かせ動画

 

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