『青い鳥』~不朽の名作をファンタジックなイラストとともに~

こんにちは。tarumiです。

 

 

以前、ジェットスーツが発売された話をしましたが、

今度はとうとう民間人が月旅行に!!

 

月旅行の費用って、どのくらいなんだろう・・・

 

とすぐ考えてしまう小市民なわたし(笑)

 

やっぱりお金があれば、何でもできるし、幸せなのかなぁ。

 

そんなことを思いつつ、

図書館で本を物色する私の目に飛び込んできたのが

 

今回ご紹介する

 

『青い鳥』

 

です。

 

皆さまご存じ、世界的に有名なあの

チルチルとミチルの『青い鳥』のお話。

 

”幸せの青い鳥は意外と近くにいる”

 

今や格言?としての方が有名なこのお話。

改めて読み返してみたいと思います。

 

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自己紹介 tarumi

 

『青い鳥』

 

 

作品情報(対象年齢、作者、イラスト、発行など)

 

原 作:モーリス・メーテルリンク

文・絵:いもとようこ

発行所:金の星社

発行年:2007年9月

対象年齢:幼児~

 

《大人になっても忘れたくない

いもとようこ 世界の名作絵本》

 

・マッチうりの少女

・フランダースの犬

・3びきのくま

・まちのねずみといなかのねずみ

・おやゆびひめ

・こびとのくつや

・しあわせの王子

・おおかみと7ひきのこやぎ

・おおきなかぶ

・あかずきんちゃん

・3びきのこぶた

・青い鳥

以上、全12巻

 

あらすじ

 

人はだれも

“しあわせ”を求めています。

 

しあわせを呼ぶと言われる青い鳥。

 

チルチルとミチルも

“しあわせの青い鳥”を

さがしに出かけます。

 

しあわせの青い鳥は

どこにいるのでしょう?

 

そして、どこにいたのでしょう?

 

 

 

みどころと魅力

 

 

世界でも有名なお話である『青い鳥』。

 

今回は、小さい子にも大人気、

いもとようこさんの優しい色合いと

ファンタジックな絵が魅力の、

【いもとようこ 世界の名作絵本全12巻】

の中の一冊です。

 

 

魔女にもらったダイヤのついた帽子をかぶり、

青い鳥を探して旅に出るチルチルとミチル。

 

妹の手を握り、前を歩くチルチルは

とてもしっかり者のお兄さんです。

 

小さい兄妹が、勇気を出して踏み出す一歩に、

こちらもつい手に力が入ります。

 

ダイヤを回しては見えてくる見知らぬ世界。

 

楽しい所ばかりではありません。

4つの扉がある〈よるのごてん〉では、

暗闇の中に扉が4つ。

そこへ飛び込む小さな二人の不安と

心細さに、読み手も同じようにドキドキ。

 

 

どの世界も、一緒に冒険しているような

臨場感を味わえます。

 

5歳くらいからなら、意味を理解しながら

楽しめるかと思いますが、

もう少し大きくなってからでも

物語の奥深さがより楽しめると思います。

 

いくつになっても学ぶ所の多い名作です。

 

 

感想:子育てを振り返って

 

 

娘は本が好きで、

図書館で本を借りてはよく読んでいました。

 

この『青い鳥』のお話も、10歳くらいの時に借りて読んだらしいのですが、

今回私が借りてきた絵本をまじまじと

読み進めながら、

「こんな話だったっけ」

とつぶやいています。

 

実際私も、

 

“探していた幸せの青い鳥は

自分のすぐそばにいた“

 

的な、

今も世の中では格言のようになった

結末しか覚えがなくて、

改めて読んでみようと借りてきたものでした。

 

遠い昔に私が読んだ本は挿絵が少し

リアルで迫力があり、ちょっと怖い雰囲気で

読後感もスッキリとはいかなかったのですが、

今回、いもとようこさんの淡いタッチの絵のおかげか、

読み終えた後、ほんわかした気持ちになれました。

 

娘の記憶でももっと怖い話のような

イメージが強かったらしく、

小さい兄妹の気持ちに感情移入して

一緒に冒険していた気になっていたのかな、と

笑っていましたが、

そんな風にグイっと子どもの心を引き込む

暗闇の圧迫感や、覆いかぶさるような

大きな何かを連想させる細やかな文章が

素晴らしいのだな、と改めて思いました。

 

当時の我が家は左団扇で生活できるほど

裕福な暮らしではなかったので、

娘もチルチルとミチルの家庭環境に

深く共感していたようで・・・。

 

他の人と自分を比べたり、

友達が持っている物が羨ましかったり、

10歳くらいって、

周りとの違いが気になり始める

微妙なお年頃ですよね。

 

でも、この絵本を読んで、

普段意識して見ていないけれど、

 

“喜びと幸せ”は

自分の周りに数えきれないほど

たくさんあるんだな。

 

という事に気がついて、

視界が晴れたような、広がったような

感覚になったことをすごく良く覚えていると

言っていました。

 

10歳の娘が、私たち親を気遣い、

言わずに飲み込んだり、

折り合いを付けた思いを知り、

申し訳ないやら情けないやらで

ウルウルしてしまいました。

 

娘にしてやれなかった事を、

孫にはしてやらなくちゃと言う私に、

「孫って・・・いつの話よ(笑)」

と、まだ結婚のけの字の気配もない娘は

大笑いでした。

 

 

 

おわりに

 

 

昔に比べて、

貧富の格差が広がったと言われる日本。

 

上を見ればキリがないですが、

食べるものがあって、着る物があって、

雨をしのげる所もある。

 

家族みんなが健康だったり、

ご飯が美味しかったり、

他愛もないことで笑ったり。

 

月旅行にいくような贅沢はできませんが、

案外、満ち足りている事に気が付くと、

心に余裕が生まれ、優しい気持ちが芽生えます。

 

夢の扉の中でたくさんの青い鳥を

見つけた兄妹は、一羽でいいのに、

かごいっぱいに青い鳥をつかまえます。

 

それは、自分達だけの幸せのためではなく、

父と母の分、

そして手前の世界で出会った病気の子の分。

 

人の事を思える優しい気持ちは、

兄妹が両親からたくさんの愛情を受けて育った証拠。

 

子ども達も知らず知らずの内に、

母親から幸せのかけらを譲り受けていたのですね。

 

「こどもを愛するお母さんは

みんなきれいなのよ」

 

物語の中で優しい笑みをたたえた母親の言葉が、

妙に胸に沁みました。