『だるまちゃんとてんぐちゃん』~創意工夫する素晴らしさと楽しさと~

こんにちは。tarumiです。

 

先日、ニュースである方の訃報を

耳にしました。

 

それが、だるまちゃんシリーズでおなじみの

加古里子先生だったので、

ほんとにびっくりしました。

 

90歳を過ぎても、

旺盛な創作活動を続けられた加古先生。

子どもたちにたくさんの笑顔と優しさを

遺してくださいました。

 

今回は、追悼と感謝の気持ちを込めて、

大人気シリーズ『だるまちゃん』シリーズの

記念すべき第一作目、

 

『だるまちゃんとてんぐちゃん』

 

をご紹介します。

 

*ブログを始めるきっかけ等自己紹介は
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自己紹介 tarumi

 

『だるまちゃんとてんぐちゃん』

 

作品情報(対象年齢、作者、イラスト、発行など)

 

作・絵:加古 里子

発行所:福音館書店

発行年月:1967年11月

対象年齢:(読み聞かせなら)3歳から

(自分で読むなら)小学校低学年

 

『だるまちゃん』の本

・だるまちゃんとてんぐちゃん

・だるまちゃんとかみなりちゃん

・だるまちゃんとうさぎちゃん

・だるまちゃんととらのこちゃん

・だるまちゃんとだいこくちゃん

・だるまちゃんとてんじんちゃん

・だるまちゃんとやまんめちゃん

・だるまちゃんとにおうちゃん

 

があります。

 

 

あらすじ

 

 

 

ある日のこと。

だるまちゃんがお友達のてんぐちゃんと

遊んでいます。

 

すると、だるまちゃんは

てんぐちゃんの持っている

うちわが気になります。

 

さらに、てんぐちゃんの帽子が、履物が、

さらには長い鼻まで!

 

お父さんのだるまどんはそのたびに

いろんな物を出してきますが、

どれもだるまちゃんは渋い顔・・・

 

だるまちゃんはどんなアイディアを

思いつくのでしょうか?

 

 

みどころと魅力

 

 

だるまちゃんとそのお友達が繰り広げる

“遊び”の世界が絵本になった

『だるまちゃん』シリーズの第一作目。

 

真っ赤なずんぐりボディが

かわいいだるまちゃん。

 

作者の加古里子さんが、日本ならではの

おもちゃでおもしろいものはできないか、と

考え生み出されただるまちゃんとお友達は、

50年以上もの長い間、愛され続けています。

 

だるまちゃんは、てんぐちゃんの

持っている物は全部うらやましい。

 

何でかって?

それは、てんぐちゃんの事が大好きだから♪

 

だるまちゃんは家に帰って家族に相談します。

 

「てんぐちゃんのようなうちわが欲しいよう」

「てんぐちゃんのようなぼうしが欲しいよう」

「てんぐちゃんのような履物が欲しいよう」

 

すると出てくる出てくる!

 

お父さんが出してくれる物は、

これでもか!ってくらいバラエティ豊か。

 

読み聞かせの時、子どもさんと

一つ一つ物の名前を言い合ったりするのも

盛り上がりますし、楽しいと思います。

 

子どもの果てしない物欲に対して、

一生懸命何とかしてあげたいと、

あれやこれや

家族総出で奮闘する姿が微笑ましいです。

 

でもお父さんの出してくれる物は

イマイチかゆい所に手が届かず、

だるまちゃんに渋い顔をされたりして。

ちょびっと残念な所が、また良しです。

 

 

結局だるまちゃんは、

やつでの葉っぱをうちわ代わりに。

 

お椀を裏返して帽子の代わりに。

 

おもちゃのまな板を紐で結んで

下駄の代わりに。

 

お餅を丸めて伸ばして

長い鼻の代わりにしました。

 

だるまちゃんは、どうやって思いついたのでしょうか?

 

よ~く隅々まで見ていると、

あれ?あれれ?

的な発見がありますよ。

 

こどもさんと一緒に探してみてください。

 

ないから買う、のではなく、

家にある物を使って工夫している所が

素晴らしいと思います。

 

だるまちゃんが、代用したものを

身に着けてくるたび、

いつも全力で褒めてくれるてんぐちゃん。

 

そして、お友達のだるまちゃんが頑張って

工夫しているのを素直にすごいと褒める

てんぐちゃんも、

だるまちゃんが大好きなんですね。

 

だるまちゃんとてんぐちゃんの

素敵な友情にほっこりします。

 

 

 

感想:子育てを振り返って思うこと

 

 

娘は小さい時、弟や幼なじみを相手に

よくおままごとをしていました。

 

母親役の娘のセリフが妙に

聞き覚えがあるなと思ったら、

私の口真似でギョッとすることも(汗)

 

 

子どもは遊びの天才です。

 

そこに実際になくても、

あたかもほかほか作り立てのごはんが

あるかのように振る舞って遊んでいます。

 

大きい石ころがおむすびだったり、

コップに石鹸水を作ってビールの泡って

言ってみたり。

 

「うん!美味し~い!」と、みんな

食べ(るフリ)もお上手^^

 

遊びを通して「なければどうするか」という

工夫する力を養っているんですね。

 

固定概念がない分、

時には大人には思いもよらない発想が

飛び出したりもして驚かされます。

 

自分で工夫することの楽しさや

素晴らしさは、

毎日を楽しく過ごすための小技です。

 

小さい頃に遊びながら身に着けた

溢れる想像力をフル活用して、

長い人生を豊かに過ごして欲しいものです。

 

 

おわりに

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

ユーモアの中にたくさんの学びがある

『だるまちゃんとてんぐちゃん』

 

今と50年前とはいろいろなことが大きく変わりましたが、

いいものはそれをも超越し、

私たちの心の深い所に残ります。

 

加古先生が遺してくれた、

自分で見つける喜びや、

工夫することの楽しさを教えてくれる

心温まるオススメの1冊です。