『タンタンのずぼん』~豊かな想像力が微笑ましくも素晴らしい~

こんにちは。tarumiです。

 

涼しい風が吹き、

空には秋雲が浮かんでいます。

 

その中の一つに、

イルカが反り返っているような雲を見つけました。

 

「いい事あるかも⤴」と

ちょっとワクワクすると同時に、

想像するだけで元気になれる単純な自分に

笑った朝でした。

 

さてさて、今回ご紹介するのは、

 

『タンタンのずぼん』

 

お気に入りの大きめずぼんとサスペンダーで

いろんな遊びを提案してくれるタンタン。

 

溢れる想像力とアイデアには、

脱帽ものの秀作です。

 

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自己紹介 tarumi

 

 

『タンタンのずぼん』

 

 

作品情報(対象年齢、作者、イラスト、発行など)

 

作:いわむらかずお

発行所:偕成社

発行年:1976年12月

対象年齢:3歳~

 

『タンタンのえほん』作品一覧

・タンタンのずぼん

・タンタンのぼうし

・タンタンのハンカチ

・タンタンのしろくまくん

 

 

あらすじ

 

おばあさんがつくってくれた

タンタンのずぼん。

ちょっと大きすぎて困ることもあるけれど、

ブランコや電車ごっこ、

それにもっとすごいこともできる

吊りずぼん。

どんなアイデアが飛び出すのかな?

 

 

 

みどころと魅力

 

 

『14ひきのねずみ』シリーズでおなじみの

いわむらかずおさんの作品である、

『タンタンのえほん』の中の一作目。

 

表紙の、耳にサスペンダーを引っかけた

タンタンにまず心を奪われてしまいます。

 

大きくなってもはけるようにと

大きめに作ってくれたずぼんは、

ぶかぶかだから、サスペンダーが緩むと

すぐ脱げちゃうし、パンツがでちゃう所が

ほんとにかわいい。

 

タンタンのお気に入りのずぼんは、

楽しい使い道の宝庫!

 

え、そんな使い方?

え、そんな遊び方!?

そんなこともできるの!!?

 

という驚きの連続!!

 

 

(どうやら、物干し竿に干されて以降は

タンタンの想像だったということが

最後のページで判明しますが、)

これでもか!ってくらいの

すごい想像力にはビックリさせられます。

 

おもちゃがなくても、

あれこれ想像を膨らませることで

こんなにも楽しい時間が過ごせることを

面白おかしく教えてくれる、

子どもに優しい、かわいい絵本です。

 

 

感想:子育てを振り返って思うこと

 

 

ウチの息子はみんなに

「ちび太」と呼ばれる小さな子でした。

 

2歳くらいの頃、

姉のおさがりのTシャツをもらっても、

だぼだぼで、肩からずり落ちて

何だかセクシーな感じになってしまう始末・・

 

それでも、来シーズンも着て欲しくて、

上の服もズボンも

つい大きめサイズを買ってしまう母心。。。

 

そんなこんなで、

タンタンのようにサスペンダー愛用者でした(笑)

 

これだけはお姉ちゃんも使わない、

自分だけのアイテムだったので、

いつも着替える時は、

ニコニコしながら持って走ってきます。

 

そんな頃本屋で見かけた

『タンタンのずぼん』。

 

自分と同じスタイルのタンタンに

釘付けの息子は、キラキラした目で

私の方を振り向きます。

 

「あ、はい。買うんですね」

 

ということで、『じぷた』と並び、

息子のお気に入りの仲間入り♪

 

母目線で見ると

「あーあー、伸びちゃうって(汗)」

と言ってしまいたくなりますが、

息子は次々飛び出すまさかの連続に

キャッキャ言いながら大喜び。

 

自分のサスペンダーも伸ばしてみるものの、

もちろんそんなに伸びる訳もなく。

 

それでも、絵本の主人公と同じ物を

身につけていることが嬉しいのか、

飽きることなくページをめくっていました。

 

今でもこの絵本を見ると、

その頃の光景がはっきり浮かんできて

目を細めてしまう記憶のひとコマです。

 

 

おわりに

 

 

空を眺めるのが好きだった息子。

 

この絵本を読んでからは、

空を流れる雲の形を見て、

「くじらさん」とか「おさかなさん」と

他の何かに例えることが増えました。

 

大人になっても、いろんな場面で必要になる“想像力”。

相手の気持ちを思いやったり、

自分だったら・・と立場を置き換えてみたり。

 

小さい頃に“想像力をつける“ことが

大切だとわかっていても、教えるとなると

どう言っていいやら・・・と

悩んでしまいます。

 

そんな時、“想像することの楽しさ”を

シンプルだけど優しく、わかりやすく

子どもに教えてくれる絵本の力って、

やっぱりすごいなとしみじみ思いました。