『ちいさなあなたへ』~自分の人生や子育てを振り返りながら、 我が子の未来に思いを馳せる~

こんにちは。tarumiです。

 

この春卒母した私に友人が、

 

「今のあなたにピッタリかもしれない」

 

と薦めてくれたのが、今回ご紹介する

 

『ちいさなあなたへ』

 

です。

 

自分の人生や子育てを振り返りながら、

我が子の未来に思いを馳せる。

 

大人が心揺さぶられる珠玉の絵本です。

 

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自己紹介 tarumi

 

『ちいさなあなたへ』

 

 

作品情報(対象年齢、作者、イラスト、発行など)

 

文:アリスン・マギー

絵:ピーター・レイノルズ

訳:なかがわ ちひろ

発行年:2008年4月

発行所:株式会社主婦の友社

 

 

あらすじ

 

 

あなたが生まれた日

 

私はあなたの小さな指を数え、

 

その一本一本にキスをした。

 

やがて赤ちゃんだったあなたは成長し、

 

巣立つ時がやって来る。

 

そう。あなたも親になるかもしれない。

 

それから長い年月が経ち、

 

あなたが年老いた頃、

 

きっと私はもうこの世にはいないけれど、

 

その時には どうか

 

私を思い出して。

 

 

 

 

みどころと魅力

 

 

原題は「someday」。

 

2007年にアメリカで出版され、

NYタイムズや、amazon.comの

児童書ランキングで、

『ハリー・ポッター』を抑え、

1位となったベストセラー絵本です。

 

柔らかなイラストと、

シンプルだけれど、心地良い言葉で

紡がれている文章は、

日記のような、娘に託した手紙のような。

 

そこには、静かに優しく包み込んでくれる、

溢れんばかりの母の愛が詰まっていました。

 

子どもが産まれ、成長していく喜び。

 

自我の芽生えと共に手を離れていく寂しさ。

 

葛藤の中でもがく子どもを

見守ることしかできないはがゆさ。

 

訥々(とつとつ)と綴られる言葉に、

母親の、ただただ子どもを思う

まっすぐな感情がギュッと濃縮されていて、

胸がいっぱいになります。

 

母から子へ、そのまた子へと

繋がっていく想い。

 

深い絆のリレーが読み手にも広がり、

切なくも温かい涙を誘います。

 

これから母になる人。

子育て真っただ中の人。

新しい世界に巣立つ人。

 

かつて子どもだった全ての人に

読んで欲しい絵本です。

 

 

感想:卒母した今、思うこと

 

 

 

読んでいる途中から、涙腺が崩壊しました。

子どもが2人共巣立った今、

幼かった娘や息子の成長していく姿を

絵本の女の子に重ね合わせ、

追体験するうちに自然と涙が溢れていました。

 

私は、【母親】の目線で

すっかり感情移入していましたが、

子どもの目線で読んでみても

やはり心を動かされると思います。

 

誰しも“母”になる前は、

誰かの“娘”でした。

 

今までは何をするにも自分がどうしたいか

考えていればよかった。

 

でも子どもが産まれてからは、

まず子どもの事を考えるようになりました。

 

自分が一番だった私に

自分より大切なものができた時、

私は“娘”から“母”になれたのだと思います。

 

子どもたちがいつも安心して

笑っていられるように。

 

自分の足で歩みだした子どもたちの毎日が

笑顔溢れる日々でありますように。

 

何かに躓いた時に、

愛されていた記憶が自信になって、

立ち上がる力になってくれますように。

 

子どもたちの未来が幸せなことを、

母親はみな祈っているもの。

 

 

尊い生命を育みながら、

自分もこうして慈しみ育てられた事を思う時、

改めて親の愛の深さを知り、

感謝で胸の奥が温かくなります。

 

いつか今の私の気持ちを

娘や息子も味わう時が来るかもしれません。

 

そうやって生命は巡り、想いは繋がっていく。

 

 

こんな素敵な絵本を教えてくれた友人にも

本当に感謝です。

 

 

おわりに

 

 

子育てが一段落した今思うことは、

子どもが子どもでいてくれる時間は

意外と短いということ。

 

子育ての最中は、果てしなく長く感じますが、

振り返ればあっという間。

 

もっとしてあげられる事があったかな、

あの贅沢な時間を

じっくり味わっておけばよかったな、と

過ぎてしまえば後悔も残ります。

 

大変だったことも、子どもの成長と共に

いい思い出に変わる時が来ます。

 

だからこそ今子育て真っ最中のお母さんには、

全力でお子さんとの時間を

味わい尽くして欲しいと切に思います。

 

愛しい人と一緒にいられる時間は奇跡です。

 

たくさんのお母さんとお子さんが

笑顔とともにありますように。