『しゅくだい』~教育現場での体験から生まれたこどもに寄り添う絵本~

こんにちは。tarumiです。

 

 

ある日、夕飯の買い物をしていると、

お母さんと一緒に買い物に来ていた

ランドセルを背負った男の子が、

「今日宿題いっぱいあるんだよね~」

と、ため息まじりに言っています。

 

「ご飯作ってる間に終わらせようね!」

と笑顔で言うお母さんを見あげて、

またため息。

何だか微笑ましい光景です。

 

 

 

今回は、こんな宿題だったら

毎日でもいいのに!と

子どもの声が聞こえてきそうな絵本

 

『しゅくだい』

 

をご紹介します。

 

*ブログを始めるきっかけは、
コチラ↓『自己紹介』にて書いています。

自己紹介 tarumi

 

 

 

作品情報(対象年齢、作者、イラスト、発行など)

 

 

原 案:宗政美子

文・絵:いもとようこ

発行所:岩崎書店

初 版:2003年9月30日

 

対象年齢:幼児(4歳)から

小学校低学年までがオススメです。

 

 

あらすじ

めえこせんせいがいいました。

 

「今日のしゅくだいは○○です」

 

すると、みんなは いっせいに

 

「えー!うそー、ほんと?」

 

と、おおさわぎ。

 

 

一体、どんなしゅくだいがでたのかな?

 

 

 

みどころと魅力

教育現場での体験から生まれた絵本

原案の宗政美子さんは、長年教員として活躍され

その体験をふまえた作品『しゅくだい』が、

平成14年度ジョモ童話賞の佳作に選ばれ、

それをモチーフに、文と絵をいもとようこさんが構成し、

この絵本『しゅくだい』がつくられたそうです。

 

 

教育現場で直に子どもたちと触れ合ってきた

宗政美子さんだからこその

子どもの気持ちを汲み取るあたたかい目線と、

子どもを取り巻く大人達のあり方を

そっと気付かせてくれるぬくもりがあります。

 

そのあたたかさが、いもとようこさんの

ほんわかとかわいらしく親しみやすい絵で

画面いっぱいに表現されています。

 

 

表紙の弾けんばかりの子どもたちの

笑顔がめちゃくちゃ眩しくて、

手に取ったこちら側も

つられて顔がほころんでしまいます。

 

 

もぐらさんやうさぎさんたち、みんなの

にぎやかな声が聞こえてきそうです。

 

 

 

 

『嫌な物』→『楽しめる物』への見事な転換

「しゅくだい」という、

一見、子どもたちにとって楽しくないものを、

少しくすぐったくて、気持ちのいいものに

変えてしまう発想の転換が絶妙で見事です。

 

 

読み終えると、大人も子どももみんなが

自然と笑顔になれる絵本だと思います。

 

 

子育てを振り返りつつ思うこと

 

卒母して数カ月。

 

この絵本を読むと、

子どもたちが幼かった頃を思い出して、

少し胸が締めつけられます。

 

 

下の子が小学校に上がったのと同時に

仕事に復帰しました。

 

朝からバタバタ。

夕方家に帰るとすぐ晩ご飯の準備や

いろんな家事に追われる毎日。

子どもの話も半分しか耳に入って来ない、

慌ただしい日々でした。

 

そんな中、休みの日にこの絵本に出会い、

子どもたちと一緒に読みながら

ドキッとしました。

 

 

最近子どもたちの顔をちゃんと見て

話を聞いたのはいつだっけ?

 

 

いつから子どもたちをギュって抱きしめて

ないんだっけ?

 

 

小学校に上がりたての息子は

「ぼくも抱っこー」

と無邪気に言いますが、

3年生の娘は、

「あたしはもうお姉ちゃんだから大丈夫」

と、しれっと抱っこを拒否(笑)

 

 

何をー!?生意気なーっ!!

と、みんなで布団の上で大はしゃぎ。

子どもと、めいっぱい戯れました。

 

←戯れるイメージ(笑)

 

久々に子どもたちの明るい笑い声を聞いた

気がしました。

 

 

この絵本のおかげで、知らず知らずの間に

気持ちに余裕がなくなっていたことに

気づくことができ、

改めて子どもの方を向くことができました。

 

 

ただ、忙しくしている私を気遣い、

まだ小さい娘に

”お姉ちゃんなんだからしっかりしなきゃ”とか

思わせていたのかなと思うと、

ものすごくバツが悪くて、

すごく反省した記憶が呼び起され、

卒母した今も、胸の痛みを伴ってしまいます。

今となってはそれも懐かしい思い出です。

 

 

 

おわりに

 

この絵本を 今

仕事に、家事に、子育てにと奮闘されているお母さんにも

ぜひ読んでほしいなと思います。

 

 

お母さんは毎日忙しい。

家事はやってもやっても終わらない。

ついつい心の余裕もなくなるくらい

繰り返しの日々はほんと大変!

 

 

横でワイワイ言う子どもには、

「早く大きくなってくれないかなー」

と思うこともあったりなかったり・・・

 

 

でも、ちょっと立ち止まって

隣にいるお子さんの顔を見てあげてください。

目線を合わせて微笑んであげてください。

ぎゅーって抱きしめてあげてください。

 

 

子どもは健気なくらい、

お母さんの事をよく見ています。

お母さんの笑顔は

子どもにとって何よりの栄養になりますから。

 

 

 

 

悲しいかな、私は気付くのが遅かったので・・・

ウチの子どもは栄養失調気味だったのではないかと思われます(泣)

 

 

今取り返そうとしても、大きくなったら

もうハグなんかさせてくれません(笑)

 

 

 

子どもといられる時間は

思っているよりずっとずっと短いです。

 

 

いろいろな言葉を駆使するより、

体温が伝わるということが、

【愛されている】という確信になり、

子どもの心を驚くほど安定させてくれます。

 

 

後悔のないように、思う存分

愛情の交換をして欲しいなと思います。

 

 

 

この絵本を一緒に読むことで、

親子のスキンシップのきっかけ作りに

なってくれれば嬉しいなと思います^^

 

 




2 件のコメント

  • 初めまして。中一と大学2年の娘2人がいる者です。
    実は今日よくお会いしてお話ししてる方がこの原案を書かれた宗政美子さんだったことが分かり、絵本を検索していてここにたどり着きました。宗政さんは、とにかく子供を抱きしめてあげて欲しいと言われてました。抱きしめられて育った子は自分が愛された実感を持っているから、人にも愛情を注ぐ事が出来る素敵な大人になるからと。素敵な方です。私も絵本が好きなので、またtarumiさんのブログも楽しみに読ませて頂きますね。

    • はなみさん、はじめまして。
      読んでくださり、コメントまでくださりありがとうございます。
      嬉しくて嬉しくて、とても励みになりました!
      中学一年生と、大学2年生のお嬢さんがいらっしゃるんですね^^

      こどもを抱きしめることの大切さ。
      宗政さんからのメッセージ、しっかりと受けとめました。
      この絵本に出会う人たちにもきっと届いて居ることだと思います。
      それにしても、宗政さん、本当に素敵な方なんですね。
      そんな素敵な方宗政さんとつながっているはなみさんも。。。^^

      昨今、虐待など胸が痛むニュースが多いからこそ、
      「しゅくだい」のようなみんなが温かい気持ちになれる優しい絵本と
      触れあってほしいと切に願いますし、
      抱きしめられることで得られる安心感を、もっともっとたくさんのお子さんに感じてほしい。

      その大切さを親である私たちが知ることがまず先で。。。

      伝えたい思いをなかなか上手に書けなくて凹んだりしますが、
      心をこめて綴っていきますので、これからもまたどうぞよろしくお願いします^^
      tarumi

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