『わにさんどきっ はいしゃさんどきっ』両者の心理の対比がおもしろい!さすがは五味太郎さん

こんにちは。tarumiです。

先日、歯が欠けました(泣)

 

親知らずが虫歯になっていたものの、

歯医者さんがちょ~っと苦手なもので

見て見ぬフリを決め込むこと半年。

とうとう欠けてしまったので、

しぶしぶ歯医者さんへ。

 

その待合室で見つけ、

懐かしさに思わず手に取ったのが

今回ご紹介する

 

『わにさんどきっ はいしゃさんどきっ』

 

です。

 

患者のわにさんと人間の歯医者さんの

同じセリフのやり取りが

ユーモアたっぷりに繰り広げられるこの絵本。

 

子どもが小さい時にお世話になったお話が、

久々の歯医者さんでの

治療前の緊張をほぐしてくれました。

 

歯みがきや歯医者さんが苦手かなって

お子さんにも、ぜひオススメの絵本です。

 

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自己紹介 tarumi

 

 

『わにさんどきっはいしゃさんどきっ』

 

作品情報(対象年齢、作者、イラスト、発行など)

 

作・絵:五味 太郎

発行所:偕成社

発行日:1984年6月

対象年齢:5、6歳~

 

あらすじ

 

 

虫歯になったわにさんが

しぶしぶ歯医者さんに行くことに。

 

歯医者さんは、遊びたいけど

患者さんが来たからしぶしぶ治療に。

 

ドアを開けたら、ドリルを持った歯医者さんがいて

わにさん どきっ

 

ドアを開けたら、患者のわにさんがいて

歯医者さんは どきっ

 

さてさて。

ここから奇妙なやりとりが始まります。

 

 

みどころと魅力

 

世代を超えて愛される名作が多い

五味太郎作品。

 

独特のあたたかみのある絵と、

醸し出す雰囲気が子どもから大人まで

虜にしてしまいます。

 

『わにさんどきっはいしゃさんどきっ』も

幾多ある五味作品の人気作の中の一作。

 

虫歯になったわにさんが、

勇気を出して歯医者さんに行くのですが、

やっぱり歯医者さんがこわい!

 

でもわにさんを治療する歯医者さんも

これまたこわい!

 

両者の怖がりっぷりが楽しいし、

それぞれの心理の行き違いが

ユーモアたっぷりに表現されていて

笑ってしまいます。

 

にこやかに別れたけど実は・・・

というオチも◎。

 

最初から最後まで、

わにさんと歯医者さんのセリフは同じ。

 

それでお話を成立させてしまう技は

凄いと思いますし、

それぞれの立場の違いによって、

微妙に意味が異なって聞こえるのが、

読んでいて不思議だけど面白いです。

 

 

わにさんと歯医者さんの

セリフは同じでも字体が違うのも

粋な演出でおしゃれなポイント。

 

シンプルだけど、実はとっても奥が深い。

【言葉遊び】が楽しい絵本です。

 

 

そんな【言葉遊び】の面白さがわかるのは

5、6歳からかもしれませんが、

もっと小さいお子さんも

わにさんと歯医者さんの表情を見るだけで

それぞれの感情もわかりやすく伝わるし、

楽しめる絵本だと思います。

 

 

 

感想:子育てを振り返りつつ思うこと

 

 

正直、私は歯医者さんが苦手です。

あの、チュイ~ンっていう音がどうにも(汗)

 

なので、我が子は虫歯にならないように、

歯みがきを!と思うのが母心。

 

 

でも子ども(特に下の子)は面倒くさがって、適当に終わらせようとしたり、

イチゴやメロン風味の歯みがき粉を

こっそり美味しくいただくだけ(泣)

 

どうすればしっかり歯みがきをしてくれるか

頭を悩ませたものです。

 

そんな時、この絵本に出会い、

さりげなく読み聞かせの本に混ぜてみると、

食いつきましたよ(笑)

 

この絵本には、

 

虫歯になると痛いんだよ。

歯医者さんでの治療も痛い思いをすることもあるんだよ。

だからそんな痛い思いをしなくていいように

しっかり歯みがきしようね!

 

というメッセージが

さりげなく込められていて、

それはユーモラスなお話の中にあっても

しっかりと光を放って、

子どもの心に届いているようです。

 

歯医者さんにある機材も、

どうやって治療するかも出てきます。

 

歯医者さんでの様子が良くわかるので、

小さい子にも歯みがきの大切さを伝える為の

教材の役目も果たしてくれました。

 

歯みがきを面倒くさがっていた下の子も、

「だからはみがき はみがき」

と、自分で歯ブラシを

持って来るようになりました。

 

そのおかげか、子どもたちは二人とも

しっかり歯みがきをする習慣がつき、

虫歯の治療で歯医者に通うこともなく

大きくなることができました。

 

改めて、小さい頃に読む

絵本の影響力の大きさを

しみじみ実感させられます。

 

 

 

おわりに

 

いかがでしたでしょうか。

 

シンプルなお話の中に、

【歯を大切にしましょうね】

というメッセージと共に、

【視点を変えて物事を見る】

ことの大切さが盛り込まれています。

 

それは、いろんな立場の人の気持ちを

理解することに繋がり、

生きていく上での視野を広げてくれます。

 

そんなところも、溢れるユーモアで

難しく感じさせない。

五味作品の素晴らしさが

ギュッと凝縮されているこの本。

 

お子さんに歯の大切さを伝えるのに

オススメの絵本です。

 

私のように歯が欠けてりすると

本当に大変なので。

 

私も覚悟を決めて、しっかり治療したいと思います。

(とほほ)