『ねずみくんのチョッキ』~親子で朗読できるシンプルなやりとりの繰り返し~

こんにちは。tarumiです。

 

 

大切な物はなんですか?

 

と言われて、

すぐ頭に浮かぶ物はありますか?

 

各地で地震が頻発し、防災に対して

真剣に考えさせられる今日この頃。

 

この間娘と、

【いざという時、何を持って逃げるか】

という話から、

【特別大切な物は何だ?】

という話になり、

その時の流れで名前が出たのが

今回ご紹介する

 

『ねずみくんのチョッキ』

 

です(笑)

 

小さい頃、自分も読んだなーっていう

お父さんやお母さんも

多いのではないでしょうか?

 

一見議題とは全く無縁のような流れですが・・

 

 

大切だと思っている物って、

どうして特別なんだっけ?

 

 

という、普段深く考えないことを

じっくり考えるきっかけをくれる絵本です。

 

 

シリーズは20作以上ありますが、

そちらの方は追々ご紹介するとして、

今回はまだ読んだことないな~って方に

ぜひぜひ読んでいただきたい!

シリーズの一冊目をご紹介します。

 

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自己紹介 tarumi

 

『ねずみくんのチョッキ』

 

作品情報(対象年齢、作者、イラスト、発行など)

 

著者/編集:なかえよしを,上野紀子

出版社  :ポプラ社

発売日  :1974年8月

対象年齢 :3、4歳

読み聞かせ:2歳~

 

【ねずみくんシリーズ】

1. ねずみくんのチョッキ

2. りんごがたべたいねずみくん

3. また!ねずみくんのチョッキ

4. ねずみちゃんとねずみくん

5. ねずみくんとねずみくん

6. ねずみくんのたんじょうび

7. コップをわったねずみくん

8. ねずみくんのひみつ

9. ぞうさんとねずみくん

10. ねずみくんとブランコ

11. ねずみくんとおんがくかい

12. それいけ!ねずみくんのチョッキ

13. ブルくんとねずみくん

14. いじわるねことねずみくん

15. とりかえっこ!ねずみくんのチョッキ

16. ねずみくんとホットケーキ

17. ねずみくんとゆきだるま

18. ねずみくんのしりとり

19. なぞなぞねずみくん

20. また!ねずみくんとホットケーキ

21. ねずみくんのクリスマス

 

などがあります。

 

 

あらすじ

 

お母さんが編んでくれた赤いチョッキ。

「ぴったり にあうでしょう」

ねずみくんは少し誇らしげで、

嬉しそうに言います。

 

すると、アヒルくんがやってきて、

「ちょっと きせてよ」

 

 

アヒルくんがチョッキを着ていると、

次はサルくんが来て言いました

「ちょっと きせてよ」

 

さらにアシカくんが、ライオンくんが・・・

 

次々に動物がやってきて

ネズミくんの赤いチョッキを着ます。

 

ネズミくんのチョッキはだいじょうぶ?

 

 

みどころと魅力

 

 

シンプルな画面の中に、

表情豊かな動物たちの微笑ましいやりとり。

1974年に発売されて以来、

子どもたちに愛されてやまない

ロングセラー絵本の

記念すべき第一作目です。

 

そして、わたしが小さかった頃、

ベストオブ絵本だったのが、この

『ねずみくんのチョッキ』。

 

動物たちの表情と、

のびていくチョッキの行く末に

夢中(だったと母に聞きました)でした。

 

 

緑色の枠に囲まれた画面の中には

モノクロの登場人物たちが表情豊かに描かれ、

ねずみくんの自慢のチョッキだけ赤い

表現方法は、今改めて見ても、

オシャレだな~!と唸ってしまいます。

 

出てくる動物たちの表情がユーモラスで、

 

「ちょっと きせてよ」

「すこしきついが にあうかな?」

 

のシンプルな繰り返しも覚えやすくて、

小さなお子さんとも一緒に楽しめると思います。

 

 

感想:子育てを振り返りつつ思うこと

 

 

小さい子は簡単なやりとりの繰り返しが

好きですよね。

 

娘にもこの『ねずみくんのチョッキ』を

読み聞かせしている内に、

まるで文字を読んでいるかのように

ページをめくりながら

読んでみせてくれたのには

ビックリしました。

 

当時2歳になる前でしたが、

簡単な繰り返しなので、いつの間にか

暗記してしまったんでしょうね。

 

「すごいね~っ!」と褒めると、

得意げにずっと朗読(?)していました。

 

褒められるとどんどん本が好きになるのか、

他の本も一生懸命聞いて覚えていました。

 

絵もユーモラスで、文字も少なめ。

本に興味を持つきっかけになる、

そんなところも小さいお子さんに

オススメなポイントのひとつです。

 

またねずみくんの小さいチョッキを

みんな無理やり着ているものだから、

どの動物もピッチピチ。

 

その時のみんなの表情が何とも言えません。

必死感が伝わってきて笑ってしまいます。

 

でも読んでいる子どもはハラハラ顔。

 

知らず知らずの内に、ねずみくんの気持ちに

寄り添っているのでしょうね。

 

初めて娘に読み聞かせたときは、

全く自分のサイズにはあわなくなった

チョッキを着て悲しそうな顔をしている

ねずみくんを見て

娘も悲しそうな顔をしていましたが、

最後のページで、ねずみくんが

 

のびきったチョッキをブランコにして

ゾウさんの鼻で揺られて遊んでいる

 

というオチに、

ホッとした顔をして

「ねずみくん、よかったね」

と喜んでいました。

 

悲しかったねずみくんの気持ちも

救われていたらいいですね。

 

それにしてもおおきなゾウさんが着ても

のびはしたけど破れることのなかった

ねずみくんのチョッキ。

 

すごいです!

 

ねずみくんが自慢したくなる気持ちも

わかります。

 

 

ねずみくんにとっては、

おかあさんが編んでくれた、

世界にひとつだけの自慢の赤いチョッキ。

 

人から見たら、ただのチョッキだとしても、

お母さんの愛情がいっぱい詰まっているから

特別な赤いチョッキ。

 

例えのびてしまっても、

やっぱり大切な赤いチョッキ。

 

 

大切な物って、そこに込められている

“想い”があるから、

より一層“特別”なんでしょうね。

 

 

私はこの絵本から

{人の大切な物は大事に扱う}

という事を子どもたちと一緒に学ぶ、

いいきっかけをもらえました。

 

おわりに

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

大切な物って、人それぞれあると思います。

 

わたしたちにもそんな思い入れの深い物は

きっとあります。

 

努力してやっと手に入れた物や、

好きな人からもらった物。

 

その時々の“想い“を乗せて、

さらに思い入れは深くなります。

 

改めて身の回りの物を見直す

いいきっかけになりましたが、

いざという時に持って逃げる物について、

さらに頭を悩まさなければならなくなったのも、これまた事実・・・(泣)

 

読んでくださった方にも、

何か思い返すきっかけになってくれれば

嬉しいです。