読み聞かせ動画と絵本紹介『ティッチ』~末っ子の心に寄り添い響く絵本~

こんにちは。tarumiです。

幼少期の子どもの写真の整理をしていて、

自転車で爆走している姉と友達、

少し後ろを、これまた三輪車を

鬼漕ぎしている弟が一枚に収まった写真を見つけ、

思わず手が止まりました。

 

姉たちについて行っている

息子の表情が必死すぎて、吹きだしてしまいました。

 

今回は末っ子の心に響く絵本

 

『ティッチ』

 

のご紹介です。

 

大きく成長したいと願う

気持ちを代弁してくれているような

末っ子の心に響く絵本です。

 

※さいごに読み聞かせ動画もありますので
ぜひご覧ください♪

 

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自己紹介 tarumi

 

 

『ティッチ』

 

 

作品情報(対象年齢、作者、イラスト、発行など)

 

作・絵:パット・ハッチンス

訳 :石井 桃子

出版社:福音館書店

発行日:1975年4月

対象年齢:(読み聞かせなら)3歳~

(自分で読むなら)小学校低学年~

 

★関連作品に、

ぶかぶかティッチ(1984年7月発行)

きれいずきティッチ(1994年10月発行)

があります。

 

 

あらすじ

 

ティッチは小さな男の子。

 

兄のピートと姉のメアリの

3兄姉の末っ子です。

 

兄と姉は大きな自転車に乗ったり、

凧を高い所まであげることもできるのに、

ティッチは三輪車に乗り、風車をまわすだけ。

 

でも、兄のシャベルを使って、

姉の大きな植木鉢に蒔いたのは、

ティッチの持っていた小さな種。

 

その種は芽を出して・・・

 

 

みどころと魅力

 

 

初版は1975年。

もう40年以上前の本なのに、

ちっとも古さを感じさせない

パット・ハッチンスの絵が目を引きます。

 

背景が白く余計な色がない分、

人物と言葉少なめのシンプルな文章が

すっきりとしていて読みやすいです。

 

この絵本の主人公、ティッチは

3人兄妹の末っ子。

 

兄と姉の持っているのは

大きくて立派な物なのに、

ティッチの物は小さな物ばかり。

 

何をやっても兄と姉には

かなわない気がしてしまいます。

 

それでも、一生懸命仲間に入ろうとする姿が

いじらしくてかわいいです。

 

口をキュッと結んだ表情から

上の兄妹には届かない

ティッチのはがゆさや切なさが伝わり、

思わず応援したくなります。

 

でも物語の最後に、

ティッチの蒔いた種がグングン伸び、

兄や姉の背も追い抜いて、

二人が見上げるほど大きく育ちます。

 

それを見たティッチの

誇らしげな表情が愛らしくて、

つられてこちらも笑顔になります。

 

小さな種が大きく成長する様が、

ティッチの未来を連想させるような、

感慨深いラストなのが印象的です。

 

のこぎりとかなづちと釘。

シャベルと植木鉢と種。

 

兄や姉の持っている大きな物は、

ティッチの持っている小さな物を合わせて

本来の役目が果たせるんだという例え。

 

それは大切なことに

さりげなく気づかせてくれ、

子どもにもわかりやすくて

素晴らしいと思います。

 

物の価値は大きさとは比例しない。

 

小さくったっていいんだよ。

 

末っ子の心にも静かに響く絵本です。

 

 

感想:子育てを振り返りつつ思うこと

 

 

小さい子って、気持ちでは大きい子や

大人にだって負けていませんよね。

 

でも、実際できることは限られているし、

体でも大きい子や大人にはかないません。

 

 

みんな、小さい体の中にそんな葛藤を

抱えて大きくなるのでしょうね。

 

ウチには女の子と、2つ下の男の子がいます。

 

小さい頃は近所の子は姉と同い年の子が

ほとんどで、弟はティッチのように

みんなに必死について行く日々。

 

姉や近所のお兄ちゃん達に負けまいと

奮闘している息子の様子に、

「頑張れ!」と、つい握る手に

力がこもったものでした。

 

でも実は、姉や近所のお兄ちゃん達という

身近な目標である存在は、

【負けたくない】【追いつきたい】という

競争心を育て、逞しく芯のある子に

成長していくきっかけを与えてくれます。

 

みんなの動きに注目し、時には真似をして

追いつこうとする姿に、

またひとつ成長を感じ、

嬉しくなったものでした。

 

そして姉や近所のお兄ちゃん達も

いつの間にか、

対等でいようと背伸びする弟を

少し立ち止まって待つ余裕が

何気に身についているような・・・

 

子どもの成長は日進月歩なんだなと

改めて驚かされました。

 

 

おわりに

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

小さい子から見たら、

自分より年上の子は何でも持っている

憧れや劣等感を感じる存在。

 

 

自分も早く大きく、対等になりたいと

思うのかもしれません。

 

でも、年齢によって【できること】は

違うものだし、

今日できなくたって、明日はできるかも。

 

うまくいかなくて悔しい思いをしても、

成長過程においては

それも必要な栄養素。

 

今は小さくても、

いつか大きく成長できるから。

 

 

焦らなくても大丈夫。

慌てなくても大丈夫。

 

でも本当は、

大きいものには大きいなりに、

小さいものには小さいなりに。

みんなそれぞれの良さがある。

 

そのことに気づくのは、

もう少し大人になってからですかね^^

 

読み聞かせ動画

 

大草原の小さなアトリエ 優(ゆう)さん

自己紹介 大草原の小さなアトリエ 優(ゆう)~読み聞かせ動画制作~ 

による 読み聞かせ動画 もオススメです。

まるで紙芝居のような

どこか懐かしくあたたかみのある雰囲気に

こどもだけでなく大人も思わず引き込まれてしまいます*^^*